やまぶき大会　無念の惜敗　フェニックス準優勝

フェニックス惜敗の準優勝 ～やまぶき中学生軟式野球大会～

台風接近による雨が心配される中、フェニックスがやまぶき大会優勝を目指して決勝戦に挑みました結果は0-1と惜敗で準優勝となりましたが、白熱の熱戦を振り返ります。

 

決勝の対戦相手は先日行われた、埼玉県ｽﾎﾟｰﾂ少年団交流大会を制した埼玉ジャイアンツを準決勝でコールドで下している群馬県のＫＪＢクラブさん。戦前の予想は、圧倒的にＫＪＢクラブが優勢！強打のＫＪＢクラブに何点取られのだろうか？そんな雰囲気の中、決勝の大舞台に挑んだ八潮フェニックス

 

先攻ＫＪＢクラブ、後攻八潮フェニックスで始まった決勝戦！

（１回表）
先発は今大会好投を続ける3年生エース高橋、先頭バッターを内野のエラーで出塁させ無死2塁といきなりのピンチ。次打者を三振、続く三番をを併殺に打ち取り無失点と上々の立ち上がりを見せる
（1回裏）
先頭の3年生中島がエラーで出塁、続く3年生和田が四球を選び無死、1,2塁。2年生関がきっちりと送りバントを決め1死2,3塁と先制のチャンスを迎えるも4番、5番が凡退し無得点。
（2回表）
相手クリンアップを警戒し慎重になった先発の高橋は4,5番に連続四球で無死1，2塁。1死後7番に四球を与え、1死満塁とピンチを迎えるも、ショートゴロでホームゲッツーを成立させ、無失点で切り抜ける。
（2回裏）
2死から相手のエラーでランナーを出塁させるも、無得点

（3回表）
1死後セーフティーバントを決められ、1塁送球が悪送球となり１死2塁となるも、3年生高橋－2年生栩内のバッテリーは、丁寧にコーナーを突き後続を打ち取り無失点
（3回裏）
フェニックスは相手投手を攻略できず3者凡退
※3回終了し0-0と戦前の予想を覆す投手戦の様相となる

（4回表）
先頭バッターの1塁ゴロを後逸する間にバッターランナーが2塁まで進塁。次打者の送りバントもまさかのエラーでこの回エラー2つで無死1.3塁のピンチを迎える。続く6番に四球を与え無死満塁とピンチが広がる。続く7番に中飛の犠牲フライを打たれミスから始まったピンチでついに先制を許してしまう。送球が乱れる間に3進を狙たセカンドランナーはカバーに入った3年生高橋が冷静に対応し、3塁タッチアウト。1点を失いなおも2死2塁と続くピンチも中飛で打ち取り、無死満塁のピンチを最小失点で切る抜ける。
（4回裏）
1点を追うフェニックスは先頭の2年生丹羽がエラーで出塁すると3年生徳元が送りバントを決め1死２塁。続く3年生矢巻が四球を選び、1死1.2塁と同点のチャンスを迎える。3年生高橋の内野ゴロの間にランナーが進塁し2死2,3塁と一打逆転のチャンスも3塁ファールフライで無得点。チャンスにあと1本が出ず。
（5回表）
1死後死球を与え、盗塁を許す。2塁送球が悪送球となり1死3塁と追加点のピンチを迎えるも、本日絶好調の3年生エース高橋が後続を打ち取り、無失点。2年生捕手栩内の好リードに支えられ、強打のＫＪＢクラブ相手に堂々のピッチング。
（5回裏）
なんとか同点に追いつきたいフェニックス。雨が強まり、先頭打者に2ボールとなった所で、雨天中断。再開後1年生中山が四球を選び、無死1塁とする、その後ワイルドピッチで無死2塁となると、再び雨天中断となる。降雨コールドも見据え、何とかこの回に同点にしておきたい状況となる。試合再開後3年生中島が四球を選ぶも、捕手がボールを弾き3塁を狙ったセカンドランナーが3塁憤死。痛恨のアウトとなり、1死1塁。ここで相手投手が交代し継投に入る。何とかチャンスを広げたい、フェニックスは3年生和田が送りバント、雨で濡れたボールの影響で1塁送球が悪送球となり1塁ランナーが一気に3塁まで進塁、1死2.3塁と再びチャンスを迎える。次打者の2球目にスクイズを試みるも、ファール。カウント2-2からの5球目にスリーバントスクイズを仕掛けるも、ファールとなりスリーバント失敗。2死2.3塁となる。チームの命運は4番打者に託される。相手投手はＫＪＢクラブの主将。主砲vs主将とチームを支える2人の対決は、ファールで粘るフェニックスの主砲を気持ちの込もった投球でねじ伏せた、ＫＪＢクラブに軍配が上がる。フェニックスはチャンスを作るも、得点ができずにこの回も無得点。
（6回表）
1死から四球と安打で1死1.2塁とされるも、後続をしっかり打ち取り無失点で切り抜ける。
（6回裏）
2死から3年生高橋が安打を放つも、この回も無得点。試合は0-1のまま最終回を迎える
（7回表）
迎えた最終回。ここまで投球数91球のエース高橋。1試合100球の球数制限により、投げられる球数はあと9球。先頭打者を２球で仕留め1死を取るも、雨が強くなり、ボールが滑り始める。滑るボールで制球が乱れ３ボールとなると、ここで雨が強くなり本日３度目の雨天中断となる。雨が弱まり、もう一度守備についたところで再びの雨、また中断となる。再開後の初球がボールとなり四球を出すと、先発の高橋から2年生関にスイッチ。1死1塁からマウンドに上がった関の初球にエンドランを仕掛けてきたＫＪＢクラブ、打った打球が遊飛となりランナーが戻れず、併殺となり7回も無失点で切り抜ける。
（7回裏）
白熱の決勝戦もついに最終回、フェニックスの攻撃を残すのみ。1点を追うフェニックスは1年生中山に代え、2年生宮本を代打に起用。ここで、これまで最大の大雨となり、攻撃の前に再びの雨天中断。あっという間にグランドに水があがる。マウンドとホームにシートが掛けられ、本日最大の中断となる。試合再開も危ぶまれる状況に・・・・。このまま負けたとしても、最後まで攻撃をさせてあげたい。そんな想いで天候の回復を待つ。なんとか雨があがり球場関係者に両チームの選手も加えグランドの水抜きを実施。グランドには砂も入れられグランド整備が行われて30分以上の中断を経て、最終回の攻撃が再開される。何とか、得点をあげたいフェニックスだか最終回の攻撃も、

相手投手の気迫に押されて、3者凡退となり0-1で敗戦、優勝まであと一歩。無念の惜敗となりました

 

今大会を通じて守備陣はピンチの場面を必死に耐えてよく凌いできましたが、最後に悔やまれるのは決勝戦4回の失点場面、無死からの連続のミス。この場面も最小失点で凌いだものの、結果的にこの1失点での敗戦となりました。先制するチャンス、同点・逆転するチャンスは作りながらも、あと1本が出ずに無得点。大会中、思い切ってホームに突っ込んでも良いのではと思う走塁、大事な場面での走塁ミスも目立ちました。ヒットが出なくても点が取れるような走塁が出来ない、そんな課題が改めて浮き彫りになりましたが、2試合を接戦からの逆転で勝ち切り、予想を覆し優勝が頭によぎるような熱戦を繰り広げた決勝戦での戦い。この経験をこれからの戦いに生かしてもらいたいです。

 

最後になりますが、雨によりグランドコンディションが悪い中、整備までしていただき降雨コールドという形ではなく最後まで決勝戦を戦わせていだだきました、大会関係者・球場関係者のみなさまに御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

猛暑の中、応援に駆けつけていただきました、チーム関係者のみなさま優勝を逃し準優勝という結果にはなりましたが、多くの応援ありがとうございました。